東京03第25回単独ライブ『寄り添って割食って』を見た。
正直、ここ数年で一番良かったんじゃないかと思う。
去年はコロナで生で見られず、2年ぶりの生の公演だったのもあってか、「あれ?こんなに03単独って面白かったっけ」と思った。
正直なところ、ここ数年の03単独はアドリブ多めの遊び多めなイメージで、ネタの構成や展開に満足感がある感じではなかった。
特に去年のライブは、生でみてないのもあって、そのアドリブ多めの「ライブ感」に乗ることもできずに、途中で飽きてしまったりもした。
ので、今回もあまり期待していなかった。
が、今回の公演はかなり良かった。
アドリブや遊びの部分は残しつつも、そこを軸にすることなく、設定と展開が充実している。
私が、設定のいいコントが好きなのも大いにあるけれども、若手コント師に負けないぐらいの良い設定が並んでいて感動した。東京03、全然まだまだやれんじゃん。
「次はどうなるんだろう」「この後の展開どうなるんだろう」というワクワク感が強かった。
遊びの多いネタも、それはそれで展開は読めるがその場で楽しいので良いネタではあるのだけれども、やはり次が読めない設定や展開のコントの良さたるや、段違いである。
ここ数年も、03の持つ地肩の強さを感じるような内容ではあったけれども、今回はそこに頭脳がしっかり入ってきたような公演だった。大満足。
もう一つ良かった点として、幕間映像が面白かった。
幕間とコントと最終コントが連続する内容になっていて、オークラが趣向を変えてきていると感じた。
フロホリが3月にあったから、ネタ作りとオークラの介入が同時期になってああいう綿密なつくりになったんだろうか?
前回も幕間と最終コントがつながる形ではあったが、前回よりも有機的に組織化されていて、端的に面白かった。
RYUTistもコーラスで参加してて、ひさしぶり~ってなった。
私は、豊本明長が大好きなんだけれども、私の好きな豊本がたくさん見れたからよかった、のかもしれない。
これはネタバレになるが、やっぱりただ女の子が好きなだけで他のことに関心がない豊本、好きすぎる。
豊本ざわざわ系っぽいネタも多くて、全体的に豊本の回だったと私は思っている。
好きな豊本がたくさんいたので、思わず手を祈るようにして組み歓声に似た笑い声をあげてしまうことが多々あった。
あいしてるぜ、明長。
ネタバレをできるだけ回避しつつの感想連ね。
551の蓬莱、うまそうだったな。