なんかの夢

日記ニキ

ガンダム(初代、Z、逆シャア)を完走した感想

 

去年のちょうどこの時期(7月)に、ガンダムの初代、Z、逆シャア(すべて劇場版)を初めて見た時のメモ。メモ書き過ぎるメモ書き。

最初の方は、真面目なことも言ってますが、後半になるにつれてアムロとシャアの女との関わり方についてグチグチ言ってるだけになっていました。

 

 

 

初代ガンダム



アムロの未熟さと成長が鍵なのはわかるが、普通に未熟な人間が嫌い
古谷徹声良すぎ
・シャアかっこよ
ガルマ・ザビがかっこいいと思ってた途端に死んで草
ミームがいっぱい出てきてワクワクした
ジェンダー規範と家制度強すぎて時代を感じた
・ただ、倒錯的に「女」の方が強く描かれているような気もする。「頭を使わないが表に出て勇敢に戦う男」「聡明でかつ支える女」のステレオタイプ
・作られたのが冷戦中なのすごいね
・ある種の思考停止に陥らないと人間は行動できず、行動による達成感も得られることができない
・軍の組織早くね?
・「ジークジオンってこれか〜」「シャアってこれか〜」ってなった
フラウ・ボゥがかわいそう。少年期に必要なのは献身的で姉御肌(これもまた強いが)な少女であるのに対して、青年期になる途中で、強くて自立した美しい年上の女性に対する憧れが勝り、近くで支えてくれる女性がいるから生きていけるのにそれを無下にするみたいなの多すぎ。
・「自分のやったことにうぬぼれられない人は嫌い」が刺さった。すごくいい言葉。
・母とのシーンで、戦争や人を殺すことへのためらいを、なくすことが善とされたホワイトベースコミュニティと、あることが善とされる母コミュニティが交錯していたのがよかった。
・「考えるよりまず行動することで強くなる」みたいなのは嫌いだけど、いやマジでそうっすわ先輩とは思う
・シャアだけ赤いの絶対いろいろと不利なのに、シャアだけ赤いのウケる
・地球に住んでるのがエリートみたいな情報が少しずつ挟まれるのいい
・いやお前誰やねんって人多すぎ。把握しきらん



アムロめんどくせぇ
・そういう意地っ張りで自己破壊的な行動はもうやめた方がいいよ、アムロかっこ悪いよ
アムロめっちゃ嫌いになった、子供すぎる、そんなんで許されるのがズルい。
・マチルダさぁぁぁん
・マチルダ後、フラウ・ボゥアムロを捨てたのすごくいい
・カイが好きだよ〜わかる〜
・ミハルが死んだところで泣きました。それまで全く泣かなかったのに。

・前半はアムロがめんどくさくて、後半はカイが良かった

 


・やっぱ半世紀で移住できるのすごくない?
・ミハルに出会って死んだ後のカイくん良すぎ、最初あんなに泣いてたんだよ??可愛すぎん???
アムロ父の老い(酸素欠乏症)とか、成熟し変化する子と老いていく(変化しない)親の対比が苦しい
ガンダムそろそろチートみたいになってきたね
・私が中学生だったら、自分のことララァ・スンだと思って生きてたよ、もうしないけど
ララァの見た目の幼さと中身の成熟はなにか感じるところがある。幼さと特別な力は基本的にセットだ
・家族縁(キャスバル-アルテイシア)、恋愛縁(いろいろ)、戦争構図(連邦-ジオン)
・「〇〇だから」の理由づけの脆さと偏見。今から見ると、勝利のために戦うのもジェンダーロールも、全てが基礎付けられないイデオロギーに見える。だが、基礎付けられるイデオロギーなどない。
・「アムロはちがうわ」が悲しすぎるって
・ミライが恋多き女なのめっちゃ面白いな。ブライト、スレッガー、カムラン。スレッガーに一票です。ブライトはもちろん好きじゃないです。
スレッガー中尉かっこよ〜いいおじさんだぜ〜
スレッガー中尉死亡フラグ立てすぎ
・「悲しいけどこれ戦争なのよね」よかった
・私飄々としてるキャラ好きすぎでしょ、スレッガー中尉めっちゃよかったです。
・NTが言語不要でのコミュニケーションが可能である人間だとしたら、それだけでなんか作れそうなのにね
ベルクソンちゃん読んだばっかりだから、NTは個体化される前の相互浸透した状態に戻る(?)みたいな感じなのかな、とイメージする。言語は、規範でしかない。シャアが、オールドタイプ/体制(不動)を殲滅させてニュータイプ(動的)を始動させようとしてるのも頷ける。
アムロとシャアが思想的には似通ってそうなのいいね
・環境に従って軍人になったアムロのそれは「良い」ことなんですか?
・われわれは決して「真理」には向かっていない、という話を思い出したわね
アムロ何いってもうるせぇ〜と思っちゃうの良くない。アムロだけNT側の意見じゃんね、ゆるさねぇ〜〜
・「たったそれだけのために」なんですよね、全てが。
・オタクなので、ララァアムロは運命のつがいやったんやね、という理解ができます
・本能(アムロ)ではなく理性(シャア)を取るのはどこか倒錯した雰囲気もある。プラトニック、精神的(アムロ)と肉体的(シャア)と取ると反転するか。本能かつ精神、理性かつ肉体の異種混合
アムロララァの交歓は、現実より一つ上の部分(形而上学的?超越的?なところ)で行われていて、現実ではどうにもならないのにねのような。だからメタファーじみてる。
・「もっと早く」出会っていたからといって、現実世界での親密性は望めないと思う。「現実」に落ち込んでしまうから。ニュータイプとしての力云々より、一緒にどれだけいるかみたいな感じしない?いやそりゃ、ニュータイプの力差はあるけど。
・最後のテレパシーはちょっとやりすぎてるな?
・ハヤトといい感じになってるのを見た後で、アムロが「僕の好きなフラウ」っていうのえっぐ〜~お前そういうとこやぞマジで。今更取り返そうとすんなよ。
・これって、「僕の〔ことが〕好きなフラウ」って意味で言ってるでしょ絶対。僕のこと好きなんでしょ?じゃあ、したがってよ、の感じが見えます。
・どんどんアムロがそういう嘘つけるようになるの、成長だし大事だけど悲しいね。大人になるってそういうことなのね。

 

Zガンダム



・とりあえず見始める前の前提知識を得るのにすごく時間がかかった。人間は二項より多い対立を頭で理解できんのですよ。
Zガンダムって頭の体操?劇場版だからさらにわからん。
・ブライトボコボコニキ
カミーユきらい、やっぱ話が通じない人間マジで無理だわ
・両親目の前で死ぬのから始まるの重すぎん?
カミーユアダルトチルドレンじゃん。
アムロのマチルダさんは恋愛(憧れ)であったに対して、カミーユのレコアさんは母を求めている感じがある。
・第二作目でジェンダーバランスが良いのなかなかすごいね。こういう言い方あれだけど世界観が「かかあ天下」っぽいもんな。少年性が一つ主題なのも鍵なんだろうな。
・カイくんがイケメンに育ってておばさん嬉しいよ。大好き。顔がいい。ほんまに、お前が優勝。
カミーユ、成長が早い。ありがたい。嫌いじゃなくなった。
・シャア、毎回「私は赤が着たい」と言って赤着てるのかなかわいい

 


・激モテニキのアムロくん(きらい)
・劇場版Zガンダムはマジで何が起きてるかわからん。マジでわからん。
フォウ・ムラサメが女の顔しだしたのめっちゃ好き
・フォウかわいいね、いやこれは共感かな?
・「知ってくれている人がいてくれるから生きていけるんだろう」
・「女のことは忘れるんだ」←ララァのことを忘れられていない上に、他の女に尻を叩いてもらっている
・「ベルトーチカ クソ女」でパブサしてごめんな。でもお前はクソ女。
アムロは、「おやじにもぶたれたことない」人間で少なくとも父との関係は良好(だった)なのに対して、カミーユは両親に対して憎む気持ちがあるの、ちょっと人柄に出てるよね。
・喪女なので、フォウを失った後すぐにファーとキスするカミーユやばすぎてウケてます。
・いやなんか初代はあんなにプラトニックだったのに、Z突然生々しいよな?女がエロいんだよな
・Zはアニメ版で見た方がいい(マジでわからん)*1
・強化人間は、幼さと強さの振り幅が大きい。NTもそうだったが
・シャアとキスできるんだったらもう人生投げ出してもいいよ、マジで
・やっぱ主題歌GACKTなのめっちゃおもしろいよな
・カツ・コバヤシ浪川だなって思ったけどマジで浪川じゃん!!!
・芳忠さん声いいなぁやっぱ

 


・浪川だって思って聞いたら浪川すぎる
シロッコ、典型的なナルシスト男でワクワクしちゃうないいな
・レコアのMS、レックーザと同じ色合いじゃん
・女として充足するレコア...そんなのでいいんか?レコア?おまえはシャアとキスしてたじゃん、いいじゃんそれで
カミーユ激情型なのがなぁ
・「女をやってる」って言い方が良かったね

・いやこれオチすごいな、幻覚でいっぱい女を見た後に、ファーは肉体があるから抱きしめられるってなに?広義のセフレじゃん

 

逆襲のシャア

アムロはマジで女切らさないね、仕事ができる男には女もおるのよ、そうやってうまくやるのよ格差やね
・カムランだ!!!!ミライを寝取られたカムランだ!!!!久しぶり!!まだ引きずってんじゃん!ウケる!
・ハサウェイ女と仲良くなるのはっや
・「重力に魂を縛られる」の表現かっこいいけど、絶対気に入ってんだろうなって気がするよな
・確かに嫌な女だよなわかるぜ
・女を前に載せるタイプのコックピットなに?どういうこと?
・クェスにララァをみるシャア
・シャア、ララァに激重で笑っちゃうね、「やさしさ」が足りてなかったシャアの嫉妬と「導いてほしかった」の思い
・革命のあとは独裁がくる、のやつ
・カムラン、絶対メンヘラ男っぽいのめっちゃいいな。
・「死人に引っ張られる」はカミーユが念頭にあるのかな
・男女の関係が、精神的なものと肉体的なもので分離している。実は、明確に「愛」のようなものを描き出してはいないようにみえる
・シャアはクェスをNTとして利用できるとしか見てないんだと思った時に、ナナイの位置の方が「近い」って思ったのね。ナナイは肉体でクェスは精神かと思ったけど、ララァが精神でしかもそれを踏んだ上でのナナイだ。
・私がアムロが嫌いでシャアが好きなのは、アムロはそれこそ「やさしさ」で愛すが(ファーストガンダムⅢあたりでアムロは嘘がつけるようになっている。うまく生きている)、シャアは純粋だから「(本当には)愛していない」ことを見せてくれるところ。それを自覚しているところ。シャアははっきりと「支え」というが、アムロはきっと「好きだ」ぐらいは言い出す。まぁ二人ともクズなんだけど。
・シャアは多分ナナイを愛するみたいなのはないけど、でもシャアってああいうの求めてんでしょ?他に彼に「愛する」ができるか?
・シャア、マジでマザコン(「母」を求めているという点で)なんだよな。いやわかる気持ち悪いよね。
・シャアにとって肉体精神ともにララァだったが、ララァは肉体はシャアだが精神はアムロであり、アムロはかなりはっきりと精神と肉体を分けているドライさがある。
・「大佐のララァ・スンって寝言を聞いた女は何人もいる」←シャア割と誰でも抱いてるな?
・全然愛さなくっていいからシャアには抱いてもらいたいよな一回
・シャア、強い反出生主義みたいなこと言ってんな?
・シャアの最期滑稽すぎてウケました

 

・クェスのことNTらしく感情表現の幅が大きすぎる幼い女の子だと思ってたから、アムロがクェスのこと追い払ってたの全然わかんなかった。

アムロってあんまり人間信じてない感じがあるのに、人間信じる側に立ってんだよね

・全編通してアムロは基本的に空っぽで、というか考えることをやめていて、空虚さで衝動的に動いていたファーストガンダムから成長し、空虚さを隠せるようになったZ→逆シャアという感じ。怖い人。

・確かに、アムロとブライトがあそこまで成長してるのに、シャアずっと変わってなくて草

アムロが女の趣味が悪いのはわかるけど、でもアムロは外から見て悪い女だとわかっても自分にいいように振る舞うならそっちの方が都合がいいぐらいに思ってんだよ

 

 

【総評】

ガンダムは、親から適切な愛を十分に受けられなかった人間が戦いを通じて歪んで成長する話

 

 

 

 

*1:去年の10月にアニメで見ました、アニメはちゃんとわかって面白かったです。